黒服(ボーイ)は、煌びやかなキャバクラでのひと時を支える縁の下の力持ち的存在です。
これから黒服として働いてみたい、あるいは、現在黒服として働いているものの本当に自分にこの仕事が向いているのかと悩む方は少なくありません
黒服の仕事に向いている・向いていない人の特徴には一体どの様なものがあるのでしょうか。
黒服に向いている人の特徴
黒服に向いている人には、以下の3つの特徴を挙げることができます。
ただし、ここに挙げる特徴に当てはまらないという方でも努力次第では一流の黒服として活躍することができます。
気遣いができる
黒服に向いている人の大きな特徴のひとつに、気遣いができるかどうかということが挙げられます。
お客様に対して…
- オーダーや会計をお待たせしない
- お店でのひと時をしっかりと楽しまれているか気にかける
- ハキハキとした気持ちの良い対応をする
マネージャーに対して…
- トラブル防止に向けて細やかな報連相を行う
- お店の売上を伸ばすための改善点を積極的に提言する
- 些細な疑問でも放置することなくシェアする
キャストに対して…
- お店で働く上での悩みや困りごとがないかケアする
- 売上を伸ばすためのアドバイスや指名獲得に向けたフィードバックを随時行う
- 目標達成に向けて伴走型のサポートを行う
これらは一例ですが、お客様がより楽しいひと時を過ごせる様に何ができるか?キャストが気持ちよく働いてお店の売上を伸ばすためにはどうしたら良いのか?を考え行動することが大切です。
視野が広い
黒服として働く上では、広い視野を持ってお店全体の動きを注視する必要があります。
お客様のテーブルや挙動、キャストの表情、ハンドサイン、他の黒服スタッフ達の動きなど、これらを素早く読み取り瞬時に行動に移す必要があります。
慣れるまでは苦労しますが、まずは灰皿・アイスの交換タイミングやキャストからのハンドサインなどを見逃さないことを意識して業務に臨むことを心掛けましょう。
接客経験がある
キャバクラをはじめとした水商売の世界以外で接客経験がある方であれば、それまでに培った能力を活かしながら活躍することができます。
例えば、居酒屋での接客経験があるという方なら、お客様からのオーダーを伺うための広い視野やてきぱきとした動き、スーパーマーケットをはじめとした接客販売業の経験者であれば言葉遣いやマナーなどを大いに役立てることができます。
もちろん、こうした接客経験がなくとも黒服として働くことはできますが、より高いレベルを目指したい方であれば他業種で接客経験を積むこともオススメです。
黒服に向いていない人の特徴
黒服に向いていない人には、以下の様な3つの特徴が挙げられます。
清潔感がない
髪の毛が長くボサボサで肩にフケが落ちていたり、スーツがヨレヨレで綻びがあるなど、見た目に清潔感のない方は黒服には向いていません。
キャバクラはあくまでも接客業であり、だらしのない格好でお客様に接してしまえばせっかくの楽しいひと時を台無しにしてしまうこともあります。
また、清潔感のない黒服が1人店内にいるだけで「他の黒服もだらしがないのではないか?」「従業員の教育すらできないダメな店ではないのか?」とお客様に不信感を抱かせてしまうことにも繋がります。
黒服として働くのであれば常に清潔感を意識し、最低限の身嗜みを整えなければなりません。
てきぱき動けない
開店に向けた店内清掃やおしぼりなどの備品の用意、お客様からオーダーを伺う際やドリンクなどの配膳、閉店後の締め作業など、キャバクラで働く上ではてきぱきとした動きを求められる場面が多くあります。
特に、営業中は常に店内に目を光らせて動き回る必要があり、一瞬のハンドサインの見逃しがお客様からのクレームや売上の減少に繋がることも珍しくありません。
「ダラダラと決められた時間だけ働ければ良い」「のんびりと働いてお金を稼ぎたい」という方にとっては、黒服として活躍することは難しいかもしれません。
打たれ弱い
打たれ弱くストレス耐性に自信がないという方もあまり黒服には向きません。
先輩黒服からの指示やお客様からの理不尽な要求、キャストからのダメ出しやケアなど、キャバクラには多くのストレス要因が伴います。
もちろん、よりレベルの高い黒服を目指すために真摯に自身へと向き合うことも大切ですが、業務中に起きた一挙一動に対して凹んでしまう方にとっては厳しい環境となるかもしれません。
あまり難しく考え込まずに、スルースキルを身に付けるといったことも黒服として働く上では大切です。
まとめ
黒服は、キャバクラでの快適なひと時を演出する縁の下の力持ちです。
様々な能力を高いレベルで求められる環境であるため向き不向きはありますが、努力次第でしっかりと高時給・高収入を手に入れられることも黒服求人の魅力のひとつです。
バリバリと活躍する先輩黒服達も初めから全ての業務を完璧にこなせたわけではありません。
これから黒服への挑戦を考える方も向上心を持って業務に臨めば必ずや活躍の機会に恵まれることでしょう。